よく利用するECモールの1位は「Amazon」で68%、2位は「楽天市場」で61%、3位は「Yahoo!ショッピング」で32%、「ヨドバシ」が13%
クロス・マーケティンググループのグループ会社であるエクスクリエが公表した「ネットショッピングの購買行動に関する調査(2025年)」によると、よく利用するECモールは「Amazon」が68.7%でトップだった。企業ECサイトよりECモールを利用するのが主流で、ECモールは経済的メリット、ECサイトは正規品保証が魅力になっているという。
調査は全国の15~69歳の男女1135人を対象に、Webアンケートで実施した。よく利用するECモール
直近3か月以内にネットショッピングをした消費者によく利用するECモールを聞いたところ、「Amazon」の利用率が68.7%で最多。2位は「楽天市場」が61.6%だった。3位以下は「Yahoo!ショッピング」(32.5%)、「ヨドバシ.com」(13.0%)、「ZOZOTOWN」(9.3%)、「au PAYマーケット」(8.0%)、「Qoo10」(6.2%)と続いた。

「Amazon」は男性の20~30代で利用率が比較的高い。女性の10代はコスメ・ファッション系ECサイトの利用が高いのが特徴的、「Qoo10」「ZOZOTOWN」の利用率が全体と比べて高くなっている。
商品ジャンル別のECサイトの使い分け
商品ジャンル別にECサイトの使い分けを聞いたところ、どの商品ジャンルでもECモールでの購入が多い。日用品やペット用品はECモールでの購入率が9割を突破。一方、衣料品と化粧品・美容品は企業・ブランドのECサイトでの購入率がそれぞれ25%を超え、他の商品ジャンルに比べて高かった。
ECモールを利用する理由
ECモール利用を選択する理由は「ポイントが貯まる・使えるから」が48.0%で最多。「価格が安い・お得だから」(46.1%)、「送料が安く・無料になるから」(38.9%)などの経済的メリットに関連する理由があがった。一方、企業・ブランドのECサイトを利用する理由については「正規品・本物であることが確実だから」が34.1%だった。
企業・ブランドのECサイトではなく、ECモールで購入する理由は、「ECモールの方がポイントが貯まる・お得だから」が30.5%でトップ。「送料無料の条件を満たしやすいから」(29.1%)、「ECモールの方が価格が安いから」(27.8%)と続いた。男女別では、女性の20代では「企業サイトの存在を知らないから」、男女の60代では「送料無料の条件を満たしやすいから」が特徴的な意見だったという。
調査概要
- 調査タイトル:ネットショッピングの購買行動に関する調査(2025年)
- 調査期間:2025年9月25日(木)~ 9月27日(土)
- 調査手法:クロス・マーケティング「QiQUMO」を利用した調査
- 調査対象:全国に住む15~69歳男女(1135人)、直近3か月以内にネットショッピングをした人
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