「売れる」には理由がある! 「メルカリ」でも学べる、マーケティングの基礎【ネッ担まとめ】

ECビジネスに限らず、大成功をおさめたネット系の経営者が、実は「CtoC」から商売をスタートしたケースって多いですよね。私の時代だと「ヤフオク」から商売をスタートさせた人がたくさんいました。商売の規模は小さくても、いや、商売の規模が小さいだけに、頭を使った細かい工夫が散らばっているものです。そこに「気づく」か、が勝負のポイント。
本気で売り上げを伸ばしたいと思ったら、「気づく」
メルカリで不用品を売っていたら、いつの間にか“マーケティング脳”が鍛えられていた話 | ANAGRAMS
https://anagrams.jp/blog/mercari-selling-items-marketing-skills/
当時、私が出品していた商品は、有名なブランドの古着でした。「アイテム自体にポテンシャルはあるのになぜ売れないのか」と感じていました。
そんな時、ノーブランドの古着に「〇〇な着こなしが好きな方におすすめ!」と一言添えられただけの出品が、自分のブランド古着よりも高値で売れているのを目にして私は衝撃を受けました。
(中略)
「確かに、商品のポテンシャルがきちんと活かされた説明文だ」と納得したことを鮮明に覚えています。アイテムが売れる理由はスペックだけではないということを感じとった瞬間だったのです。
いいねした商品にコメントがつくと、「いいね」済みのユーザーに通知が飛びます。(ユーザー設定によってはOFFになっていることもあります)
これら機能を活かし、いいねが多数ついている商品にコメントをすることによる「リマインド」を行っていました。リマインドは、「いいね」による検討で止まっているユーザーに有効です。筆者の場合、以下のような内容のコメントでリマインドをしていました。
(中略)
単に商品を思い出してもらうために通知を送るのではなく、セール価格である旨や「値引き交渉も可能」など購入ハードルを下げる一言も添えると、より効果があります。
プラットフォームやショップが用意している「機能」を「本来の目的ではない方法」として生かす。少し難易度は高めですが、これもマーケティングの重要なポイントです。
私はネットショップ運営者時代、競合ショップが「人気(ひとけ)」演出のために設置している「注文カウンター」で、競合ショップのデイリー売上をチェックしていました。
ECCさんに「そんなことしているの石田さんだけですよ!」とツッコまれましたが(笑)
要チェック記事
B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/14703
「ECサイトで商品を探す」ことについて、根本的な課題やテクノロジーを生かした解決策を提示している良記事です。
市場分析のフレームワークはどの順番で使う?初めてでも迷わない、結果が変わる「フレームワークの使用順序」 | ALTENAS
https://altenas.jp/blog/process-of-market-analysis
フレームワークって「順番を間違えると逆に混乱してしまう」んですよね。道具は使いどころが大事です。
会社の業績に寄与しない仕事は極力排除すべし 業務効率化に必要な視点 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2509/10/news021.html
実施する意味があるのか、他の手段で代替できないかを「考える、議論する時間」を定期的に作りましょう。
楽天市場の売上が落ちたときの原因と対策|売上減少を防ぐ改善チェックリスト | プロテーナム
https://proteinum.co.jp/blog/rakuten-salesdown-sol/
ポイントが網羅されていて、社内勉強会の資料としても使えそうです。あと「落ちた」と気づく仕組みも大切ですよね。
西武ライオンズが挑むデータドリブンマーケティング 顧客理解によるファン拡大戦略 | medix
https://www.medix-inc.co.jp/case/detail/5179/
プロスポーツ界でも「データ分析とCRM」の活用が進んできていますね。ライオンズは地元のチームなので応援しています。
一度、180度の理想を掲げて発想の広げる【no.2223】 | ECマーケティング人財育成
https://www.ecmj.co.jp/no2223/
「そもそもどうやったら商売が楽になるか」を考えることが大事。積み重ねだけだと視界が狭まってしまいます。
今週の名言
「お客様に選ばれない」と悩む前に。ファンケルの体験価値担当に聞く、顧客戦略の革新 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2025/08/29/49947
お客様が喜ぶのは味だけでなく、食材の組み合わせや盛り付け、料理のネーミングなどもそうです。それなら私にも工夫できると思い、週一で新たなレシピづくりに取り組んでいました。同じ料理でもネーミングを変えることで名物料理になったものもありました。何度かネーミングを変えてお客様の反応を見ながらチューニングしていました。今思えばA/Bテストをしていたのかもしれません。工夫した結果がすぐに返ってくることが自分を動かしていました。
どうやったらお客さまに喜んでもらえるか。限られた予算と時間のなかで、真摯に考え続けること、それが大事だと改めて感じました。
ECでも、「スペックや値段」は簡単に変えられないですが、「ネーミング・言い回し」を変えることで、成果が大きく上がることもあります。
工夫したものに即レスポンスが返ってくるECという「場」は、自分の感性を磨くのにも最高の環境ですね。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。
大切なのは「気づく」こと、なんですよね。自分と同じように商品を出品している競合を調べた。競合は高値で売れていた。競合が行っているちょっとした「工夫」に気づいた。
今回の「メルカリ」での販売、そして「説明文」というポイントに限らず、マーケティングというのはこの繰り返しだと言えます。クリティカルなポイントに「気づく」と、大きく飛躍しますよね。