再春館製薬所の物流コスト数百万円減、CO2排出約8割減も物流施策とは?
再春館のモーダルシフトの取り組みは、熊本工場から横浜地区への輸送をトラック輸送から鉄道輸送に転換するというもの。再春館と物流企業の計4社と連携し実現した。
基礎化粧品「ドモホルンリンクル」を製造・販売する再春館製薬所はトラックによる幹線輸送を鉄道や船舶などの大量輸送機関に転換する「モーダルシフト」を進めている。
すでに成果も出ており、CO2排出量を年間78%削減したほか、年間数百万円規模の物流コスト削減効果を見込んでいるという。

再春館のモーダルシフトの取り組みは、熊本工場から横浜地区への輸送をトラック輸送から鉄道輸送に転換するというもの。再春館と物流企業の計4社と連携し実現した。
- 再春館製薬所:品質管理と物流戦略の立案、全体統括
- 佐川急便:全国に広がる輸送ネットワークの活用と、4社間のコーディネート
- 日本貨物鉄道 (JR貨物) :鉄道輸送インフラの提供と、大量輸送技術
- 西久大運輸倉庫:鉄道輸送と陸上輸送の橋渡し、配送調整
従来のトラック輸送と比較し、CO2排出量を年間78%削減を実現。輸送品質や温度管理の精度の向上、破損リスクの低減など、品質の安定化にもつながったという。加えて、物流コストとしては年間数百万円規模の削減効果を見込んでいるという。
こうした取り組みが評価され再春館は6月30日、第26回「物流環境大賞」(主催:一般社団法人日本物流団体連合会)の「奨励賞」を受賞した。モーダルシフトの取り組みが受賞に大きく貢献したという。
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