【脱・税理士スガワラくんの調査】若年層は「消費税廃止」、シニア層は「食料品だけ0%」を支持
若年層の3人に1人が「消費税廃止」を支持、シニア層は「減税」よりも「軽減」を重視する傾向にあった。妥当だと思う消費税率については7割以上が「5%以下が妥当」と回答した。

人気YouTubeチャンネル「脱・税理士スガワラくん」を運営する税理士の菅原由一氏が実施した「消費税に関する意識調査」によると、若年層の3人に1人が「消費税廃止」を支持、シニア層は「減税」よりも「軽減」を重視する傾向にあることがわかった。
消費税に関する考え方
調査は年代別に「消費税に関する考えで最も近いものは?」について調査。その結果、18歳~29歳の33.5%が「消費税廃止」と回答。30代でも36.9%と、若い世代を中心に「廃止派」が多数を占めた。
一方で、70歳以上では「消費税廃止」を支持する割合は16.3%にとどまった。また、60代~70代は「食料品だけ消費税率0%」の回答が4割以上になった。減税よりも、生活に直結する品目の軽減に重点を置いていると推察できる。
妥当だと思う消費税率
「妥当だと思う消費税率」について聞いたところ、「0%(廃止)」「3%」「5%」と回答した割合は75.1%にのぼった。特に30代と50代が多く、現行税率の10%を適正と考える層は全体の15.4%にとどまった。
菅原氏「一度減税の実施を」
昨今の急激な物価高騰で国民の生活が苦しくなっている現状を考慮すると、一度減税することをやってみた方がいいのではないか。そこで、消費がどれだけ活性化されるのかを見ることで、社会保障の財源問題が解消される可能性もあり、景気も改善されるかもしれない。何も試さずに机上の空論合戦をやっていても、現状は良くならない。期間限定でもやってほしい。また、インボイスは企業の生産性を明らかに落としているので、一刻も早く廃止することを望む。消費税については賛否両論あるが、現状を変えるためにはまずはルールを変える必要がある。(菅原 由一氏)
調査概要
- 調査期間:2025年7月9日
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:18歳以上の男女全国
- 有効回答者数:1000人(10代:男女各20人、20~60代:男女各80人、70歳以上:男女各80人)
- 調査機関:Freeasy
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