ユニバーサルミュージックのECサイトに不正アクセス、カード情報の流出はなし

ユニバーサル ミュージックは10月31日、運営する複数のECサイトで外部の第三者による不正アクセスが発生し、顧客の個人情報が流出した恐れがあると発表した。
対象は「UNIVERSAL MUSIC STORE」「UNIVERSAL MUSIC STORE ANNEX」「オフィシャルアーティストストア」「THE BEATLES STORE」の計4サイト。
SNS上で顧客の個人情報流出を示唆する投稿を確認し、10月25日から社内調査を実施。その結果、ECサイトのシステムに不正アクセス攻撃を受けた可能性を示す痕跡を確認した。各ECサイトは同日中にシステムメンテナンスに入り、一部営業を停止した。10月28日には安全性を確認した上で通常営業を再開したが、個人情報流出の有無は現在も調査を続けている。
流出した可能性がある情報は、各ECサイトで登録した氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入履歴など。件数は調査中としている。なお、ログイン用パスワードやクレジットカード情報などの決済情報はシステム上に保持していないため、流出はないと説明している。
ユニバーサル ミュージックは今回の件について、個人情報保護委員会に報告済みであり、所轄警察署への届け出も検討中としている。
10月31日時点では、個人情報の公開や不正使用などは確認されていないが、今後、個人情報を悪用した不審な連絡が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけている。
ユニバーサル ミュージックでは、外部機関と連携しながらセキュリティ体制の強化を進め、再発防止に取り組む方針。今回の件に関しては、専用問い合わせ窓口を設置して対応している。
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