大嶋 喜子[執筆] 6:00

エクスクリエが全国に住む20~69歳の男女1500人を対象に実施した「ECモール(2025年)」に関するWebアンケートによると、普段の買い物で利用するECモールは「楽天市場」「Amazon」が上位を占めた。セール利用者が重視するポイントは、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」では「ポイント還元」、「Amazon」では「割引率」だった。

ECモール利用率比較のトップは「楽天市場」

普段の買い物の際に利用するECモールを聞いたところ、最も多かったのは「楽天市場」で59.2%(前年調査比2.7ポイント増)、続いて「Amazon」が58.9%(同4.5ポイント増)だった。

普段の買い物で利用するECモール(2024年調査との比較:複数回答可)
普段利用するECモールの2023年と2024年の比較(複数回答可)

性別・年代別では、「楽天市場」は女性60代の利用率が70.7%(同11.5ポイント増)と高い。「楽天市場」はシニア女性層に強固な顧客基盤を持っていることがわかった。

一方、「Amazon」では男性50代の利用率が72.0%(同13.1ポイント増)と突出していた。

普段の買い物で利用するECモール(性年代別:複数回答可)
普段利用するECモールの性年代別比較(複数回答可)

セール時、認知→購買されやすいのは「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」

セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベントの利用率を、認知率で割った数値)は、最多が「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」で82.2%、続いて「楽天市場」の「お買い物マラソン」が79.1%、「楽天市場」の「スーパーセール」が75.7%だった。

セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベント別)
セールイベントの認知から実際の利用に至る転換率(セールイベント別)

「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」では「ポイント還元」が重視される傾向

各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイントについて聞いたところ、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」のセールイベントをよく利用するユーザーは「ポイントの還元率・付与率」を特に重視する傾向が見られた。

「楽天市場」の「お買い物マラソン」では60.8%、「スーパーセール」では52.0%、「Yahoo!ショッピング」の「5のつく日」では61.2%の利用者がポイントの還元率・付与率を重視している。

「Amazon」のセールイベント利用者は「商品の割引率」を特に重視する傾向があり、「ブラックフライデー」では43.2%、「プライムデー」では41.5%の利用者が割引率を重視する傾向がある。

各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイント(セールイベント別:複数回答可)
各ECモールのセールイベント利用者が重視するポイント(セールイベント別:複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月30日~31日
  • 調査手法:インターネットリサーチ
  • 調査対象:全国に住む20歳~69歳男女1500人
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