Amazon、日本初の陸上風力発電所を稼働開始。一般家庭約1.9万世帯分の年間消費電力に相当する電力を生成
Amazonは、カーボンフリーエネルギープロジェクトの一環として、日本初の陸上風力発電所の稼働を開始した
アマゾンジャパンは7月25日、青森県上北郡六ヶ所村の陸上風力発電所が稼働したと発表した。発電容量は33メガワットで、日本国内の一般家庭約1万9000世帯分の年間消費電力に相当する電力を生成する見込みという。
発電所はAmazonにとって日本国内で投資する初の陸上風力発電プロジェクト。8基の風車で構成している。地上から風車の中心部分であるハブまでの距離は85m、風車の直径は120mとなっている。建設したのは発電事業者のコスモエコパワー。


陸上風力発電所が位置する青森県六ヶ所村は、年間を通じて安定して風が吹いており、全国でも有数の風力発電の適地として選出された。
Amazonは、2040年までにネット・ゼロ・カーボンを達成する公約「The Climate Pledge (クライメイト・プレッジ)」を掲げ、グローバルでカーボンフリーエネルギープロジェクトへの投資を加速している。
実際、Amazonは2020年より5年連続で世界最大の再生可能エネルギー購入企業であり、日本国内においても最大の再生可能エネルギー購入企業となっている。2021年に国内初となる「コーポレートPPA」(発電事業者から再エネ電力を直接購入する仕組み)を活用した太陽光発電プロジェクトを立ち上げ、現在では、9件の大規模太陽光・風力発電所、および16件の屋根設置の太陽光発電プロジェクトに投資している。
2025年7月1日には、三菱地所の施設「ロジクロス名古屋みなと」をAmazon専用に設計した物流拠点を新設。国内最大規模の地中熱空調や、Amazonとして世界で初めて壁面太陽光発電設備を導入した。

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