口コミを書きたくなる瞬間は「満足したとき」62%、「不満を感じたとき」33%<口コミの消費者調査>
マイスタースタジオが実施した「口コミを書きたくなる瞬間に関する意識調査」によると、口コミを書きたくなる瞬間は商品やサービスに「満足したとき」が62.8%、「不満を感じたとき」が3.8%で、感情が大きく動いたときに口コミを書きたくなることがわかった。
調査対象は全国の男女500人。内訳は女性355人、男性145人。調査期間は2025年4月12~14日。
口コミを書く頻度は「年3回以下」が約7割
口コミを書く頻度を聞いたところ、最も多かったのは「年1~3回」で42.4%、続いて「年に1回未満」が31.0%で、口コミを書くのは年に3回以下という人が7割以上を占めた。「年4〜6回」は14.8%、「年7〜9回」は3.4%、「年10回以上」は8.4%だった。
マイスタースタジオは「高頻度で口コミを書いている人は少なく、口コミを書くことは多くの人にとって日常的な習慣ではなく、特別な行動」「投稿する場合には『面倒くささ』『恥ずかしさ』などを超えるような、強い動機や目的がある」と考察している。

目的は「参考情報を提供したい」「おすすめしたい」
口コミを書く目的を聞いたところ、「参考情報を提供したい」が最多で33.4%だった。これに続き、「おすすめしたい」は28.8%、「意見を発信したい」は4.2%だった。

「参考情報を提供したい」と答えた回答者からは、「自分が口コミを参考にしているので、自分の意見を他の人にも参考にしてほしいため」「自分が買う前に口コミに助けられることも多いので」といったコメントがあがった。
「おすすめしたい」と答えた回答者からは、「いい商品や場所だったときに、口コミを見ている人におすすめしたいと思うから」「気に入った商品を紹介したい」「『良いお店なのに知ってる人が少なそうだ』と思ったときに、教えたいから」といった声があった。
「注意喚起したい」では、「掲載されている商品と実際に到着した商品に違いがある場合など」「不具合があったときや不快に感じたときに、他の人に同じ思いをしてほしくなくて書く」などのコメントがあがった。
書きたくなる瞬間は「満足したとき」
口コミを書きたくなる瞬間は、「満足したとき」が最多で62.8%、続いて「不満を感じたとき」が33.8%、「特典が魅力的」が19.6%だった。マイスタースタジオは「ポジティブであれネガティブであれ、感情が大きく動いたときに口コミを書きたくなることがわかった」と解説している。

「満足したとき」と答えた回答者からは、「期待を大きく上回るサービスや対応を受けたとき」「感動レベルのでき事があると、自然と『誰かに伝えたい!』という気持ちになる」といったコメントがあがった。
「不満を感じたとき」からは、「商品だけでなく、会社側の対応に問題があると感じたとき」「期待はずれのとき。あまりにも理想とかけ離れている商品だったとき」といった声があった。
書くときに気を付けるのは「正直に書く」「伝わりやすく書く」
口コミを書く時に気をつけていることを聞いたところ、最も多かったのは「正直に書く」で25.6%、「伝わりやすく書く」が25.2%、「口コミを受ける側に配慮する」が17.2%、「主観的になりすぎない」が15.0%で続いた。

「正直に書く」と答えた回答者からは、「嘘を書いたり内容を盛ったりしても誰の得にもならないから、すべて素直に書く」「肝心なことを書かないと伝わらない」「事実を正確に伝える。嘘や誇張表現をしないように気をつける」といったコメントがあがった。
「伝わりやすく書く」からは、「自分がしてもらったことや対応を簡潔に短く、伝わりやすくして記入する」「おすすめできる点を箇条書きにして、わかりやすく伝えられるように気をつけている」などの声があった。
調査概要
- 調査期間:2025年4月12日~14日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査対象:全国の男女500人(女性355人/男性145人)
- 回答者の年代:10代 1.0%、20代 21.6%、30代 37.6%、40代 23.4%、50代 13.0%、60代以上 3.4%