「楽天ラクマ」、ブランド品の買取+販売ができる機能「ブランド買取フリマ」を試験運用

楽天グループは5月26日、フリマアプリ「楽天ラクマ」でユーザーが売りたいブランド品をプロのリユース事業者が買い取り、「楽天ラクマ」へ出品・販売できる機能「ブランド買取フリマ」の試験運用を開始したと発表した。
「ブランド買取フリマ」は、リユースECを展開するコメ兵、ささげ業務支援などを手がけるグラムスとの連携で実現。ユーザーが買取申込したブランド品を、コメ兵が検品、グラムスが買い取りし「楽天ラクマ」で販売する。「バッグ」カテゴリから試験運用を開始した。
ユーザーは買取申込をし、販売したい商品を自宅から送るとグラムスが査定を実施。提示された買取価格での買取を承諾する場合、その金額を現金で受け取ることが可能。商品はグラムスが「楽天ラクマ」へ出品し、所定の期間内に販売が成立した場合、「楽天ラクマ」で定めた基準に沿って販売額の数%分を現金での追加還元と販売額の1%分の「楽天ポイント」を受け取ることができる。
「ブランド買取フリマ」で利用可能なブランドは25ブランドで、梱包箱を希望するユーザーは申込時に梱包キットの配送を無料で依頼できる。商品を発送する際の送料、査定料、出品しない場合の返送料は無料としている。

楽天グループによると、「楽天ラクマ」ユーザーに「家に眠る不用品」について意識調査を実施したところ、「不用になったものがある」と答えた人のなかで、「フリマにほとんど出品していない/できない」(40.5%)と「少し出品するが、あまりしない」(48.1%)と答えた回答者を合計すると約9割に上ったという。
理由は「撮影や発送の手間がかかるから」と答えた回答者が49.4%、「出品しても売れるか分からないから」が42.7%で出品意欲があっても、実際には出品に対するハードルがあることがわかった。
こうした結果を受け、「楽天ラクマ」のプラットフォームを活用して不用品の処分に悩むユーザーの需要に応えるため「ブランド買取フリマ」を開始することにしたという。検品済みの信頼できる商品が流通し、2次流通の健全な活性化に貢献することをめざすとしている。
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