「最悪を想定して、最高を準備する」。一流の成果を生むネガティブ思考の技術【ネッ担まとめ】

「ネガティブ思考=悪いこと」というイメージがありますが、実は“一流”と呼ばれる人たちほど「最悪を想定する力」を武器に、結果を出していることが多いのです。今回の「ネッ担まとめ」では、「防衛的悲観主義」と「方略的楽観主義」という2つの思考スタイルを軸に、準備と行動を両立させるためのヒントを探ります。
4つの思考パターン、あなたはどちら?
スポーツもビジネスも、超一流は「ネガティブ思考」の持ち主である理由 | DIAMOND online
https://diamond.jp/articles/-/376031
防衛的悲観主義:「うまくいかないかも」と考え、不安を原動力にして入念に準備し、成功につなげる思考スタイル。
真の悲観主義:「どうせ失敗する」と考え、不安にとらわれて行動を控えることが多い、消極的な思考スタイル。
方略的楽観主義:「うまくいく」と信じ、自信をもって行動しながら成功をめざす、前向きで行動的な思考スタイル。
非現実的楽観主義:現実的な根拠なく「なんとかなる」と信じ、必要な準備をせずに失敗する可能性が高い思考スタイル。(中略)
高いパフォーマンスを発揮するためには、「防衛的悲観主義」と「方略的楽観主義」をバランスよく発揮することが必要ということになりますが、これは、僕の実感にも非常によく合致します。
僕は、商談の事前準備を最優先業務に位置付け、どんなに忙しくても、そのための時間をしっかり確保することにしました。
(中略)
パフォーマンスを上げるために、最も大切なのは「最悪の事態」を悲観的に想定して、「最高の準備」をすること。これさえできれば、「きっとうまくいく」という方略的楽観主義をいかんなく発揮できるようになり、成功確率は最大化されるのです。
「最悪を想定する」ことを仕組みにできると、「ミスが減る」「反省が生きる」「再発防止が機能する」というように、準備のレベルが上がる感覚があります。
なんとなくの勢いや根拠のない楽観に頼らず、きちんと地に足をつけた「成功パターン」を作る。これが一流に共通する準備の質なのかもしれません。
要チェック記事
ChatGPTとペイパル決済が統合へ、「AI主導型ショッピング」の時代 | Forbes JAPAN
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「週次ではなく日次で売上の推移をチェック」しているのが素晴らしい。日次の積み重ねが週次になり、週次の積み重ねが月次なんですよね。
儲かっているECなのに、なぜ売る? 事業をより拡大するための出口戦略「M&A」の基礎と会社or事業売却のフロー | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/14885
ECのM&Aについて、専門用語を含めて総合的に学ぶことができる記事です。ECは終わりのない旅ですから、出口を意識する経営者は多いかも。
ECの利用者が最も面倒だと感じるのは会員登録で53.5%、特に個人情報の入力に対して負担を感じる人が多い傾向 | ecc Lab
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「会員登録=離脱ポイント」というのはもはや常識。いかに「越えてもらう価値」を提供するかが勝負。それにしても53.5%は高い。
GA4を使って売上を増やしたいなら、まずパソコンを閉じましょう | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/75821
「GA4」は「迷わず方向を示してくれるコンパスの役割」。これは全面的に同意。ただ、冒頭からパソコンを開いてしまっているような(笑)
毎日note、30日続きました|30%で書いてみる日|note | かなえ|永田香苗
https://note.com/kanae_n_/n/n82db2ef51bf1
大切なのは「100%継続する」こと。「100%の完成度」をめざしたら、とてもじゃないけれど習慣にはならないわけです。逆になる気持ちはわかります。
今週の名言
「最強のマーケティング戦略」は外注しないこと? “代理店依存”から脱却する実践ガイド | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2025/10/24/50221
「DIY(自分でやる)」と聞くと「コスト削減」を思い浮かべるかもしれませんが、それは本質ではありません。むしろ会社の根幹となる資産を築くための戦略的投資なのです。
(中略)
最大の恩恵は、マーケティングのノウハウが社内に蓄積されることです。外部委託では、知見は代理店の資産となります。自ら実行した施策は、たとえ失敗に終わったとしても、すべてが会社の永続的なナレッジベースに蓄積されるのです。
安易に外注を選択すると、自分たちではわからない「何か」がモヤモヤと残る。一番しんどい部分を「自分たちでやる」ことで、組織に知恵と経験が蓄積されていきます。
失敗した施策も、そのまま会社の「学習ログ」になる。これは単なる内製化ではなく、「自走する組織」になるための本質的な戦略ですよね。便利なものほど、自分たちの考える力を奪う可能性がある。だからこそ「自分たちでやる」という選択肢に、今あらためて価値があるのかもしれません。
AI活用にも通ずるところですね。
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いずれも「思考パターン」の分類だと思うのですが、自分がどこにハマっているかを意識してみるだけで、かなり動き方が変わりそうです。
ちなみに、僕はまさにここでいう「防衛的悲観主義」が強いタイプです。だから、タスクのスケジュールを可視化したり、期限よりも早く仕事を仕上げたりするのが好きなタイプ。
「きっとうまくいく」と信じつつ、「万が一」の事態に備えておく。この両立ができると、数字への再現性も高くなるんでしょうね。