業務で生成AIを利用している企業が半数超、作りたいコンテンツのトップは「プレゼンテーション・提案書」
日経BP総合研究所は2020年から、経営者や次世代リーダーを中心としたビジネスパーソンを対象に独自調査プロジェクト「5年後の未来に関する調査」を実施している。2025年6月に「第51回 5年後の未来に関する調査【生成AIビジネスの動き/街の変容】」を実施した。
日経BPの調査・研究・コンサルティング部門である日経BP総合研究所が発表した「生成AIの業務活用に関する実態調査」の結果によると、業務で生成AIを利用している企業は半数超、作りたいコンテンツのトップは「プレゼンテーション・提案書」がトップだった。
日経BP総合研究所は2020年から、経営者や次世代リーダーを中心としたビジネスパーソンを対象に独自調査プロジェクト「5年後の未来に関する調査」を実施している。2025年6月に「第51回 5年後の未来に関する調査【生成AIビジネスの動き/街の変容】」を実施した。
生成AI活用の状況
企業の54.5%がすでに業務で生成AIを利用していると回答。16.6%が「利用したいと思い準備中」、24.8%が「いつかは利用したいと思っている」と答えた。一方で「利用したいとは思わない」は0.9%、「勤務先が業務利用を禁止するため利用しないと思う」は0.3%と少数だった。

生成AI活用のガイドライン
生成AI活用のガイドライン策定は「すでに策定している」が38.7%でトップ、「策定を決め準備中」が6.8%、「策定を検討中」が21.5%、「策定する予定はない」が14.8%だった。

生成AIを利用したい場面
どのようなコンテンツを作るために生成AIを利用したい・利用しているか聞いたところ、「プレゼンテーション・提案書」が利用中・準備中ともに最多(それぞれ82.4%、76.4%)だった。「報告書」が利用中76.7%、準備中75.8%となった。

生成AIを活用したビジネス展開
「今後5年間に生成AIを活用したビジネスを新規に立ち上げるか?」という問いには、「すでに立ち上げた」と回答したのは7.7%。「立ち上げを準備・検討中」は7.5%、「立ち上げる可能性がある」は21.1%。最も多かったのは「特に予定はない」の40.7%だった。

調査概要
- 調査タイトル:5年後の未来に関する調査 【生成AIビジネスの動き/街の変容】
- 調査対象:各産業で働くビジネスパーソン
- 調査手法:Web調査
- 実施期間:2025年6月4日~6月22日
- 有効回答:493件(うち、個人事業主・フリーランス 33件)
- 調査主体・調査実施機関:日経BP 総合研究所 未来ビジネス調査チーム
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