【2024年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は514兆で10.6%増。EC化率は43.1%に
経産省は2024年のBtoB-EC(企業間電子商取引)の市場規模を発表。「建設・不動産業」「製造業(6業種に分類)」「情報通信業」「運輸業」「卸売業」「小売業(6業種に分類)」「金融業」「広告・物品賃貸業」「旅行・宿泊業、飲食業」「娯楽業」の全20業種を推計対象業種としている。
経済産業省が8月26日に発表した「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2024年のBtoB-EC(企業間電子商取引)の市場規模は前年比10.6%増の514兆4069億円で、EC化率は43.1%で同3.1ポイント増だった。

BtoB-EC市場規模の業種別内訳を見ると、市場規模が最も大きいのは「卸売」で128兆8684億円(前年比6.3%増)。「輸送用機械」が83兆3263億円(同13.3%増)、「電気・情報関連機器」が50兆4055億円(11.7%増)「繊維・日用品・化学」が49兆7193億円(同10.1%増)で続いた。
「その他」を除いた前年比の伸び率では、「運輸」が前年比20.1%増。「建設・不動産業」が同18.2%増、「食品」が同17.0%増で続いている。
EC化率で見ると、最も大きいのは「輸送用機械」の88.6%。「食品」が81.3%、「電気・情報関連機器」が76.6%だった。

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