鳥栖 剛[執筆] 7:30

荷主と軽貨物ドライバーのマッチングサービスなどを手がけるCBcloudは6月3日付で、子会社であるエコ配の全株式を追加取得し、完全子会社化した。

株式の追加取得で、エコ配が持つラストワンマイルの配送ネットワークとCBcloudのテクノロジーをより緊密に連携、グループ全体としてのサービス提供価値を最大化する。完全子会社化を通じて、エコ配の事業成長とサービス品質向上をこれまで以上に推進していく。

CBcloudは2024年4月にエコ配と資本業務提携を開始。完全子会社化は、これまでの協業関係をさらに深化させ、意思決定の迅速化、経営資源の最適配分、2社が持つノウハウやテクノロジーのよりシームレスな融合を実現させる。これにより、次世代の配送インフラ構築に向けた取り組みを加速させるとしている。

CBcloudとエコ配は完全子会社化を機に、より力を合わせ、次の取り組みを加速させていくとしている。

CBcloud

エコ配とのの連携を強化することで、ドライバーの価値向上を追求し、安定して「稼げる」環境の実現をめざす。

ドライバーが安定した収益を確保できるようにCBcloudが持つ全国の広域配送ネットワークと、エコ配が強みとする特定エリアの配送網を組み合わせ、配送ネットワーク全体の活性化と効率的な業務提供を強化する。

地域に根ざした安定的な宅配の収入をベースとしながら、高収益な企業間配送などを組み合わせる。これにより収入アップを実現し、よりドライバーが「稼げる」環境を整備する。

また多様な働き方も推進する。ドライバー自身のライフスタイルに合わせた柔軟な働方をさらに拡大する。宅配領域における稼働を最大化と、企業間配送も選べるようにすることで多様なニーズと個々の働き方に合わせた選択肢を提供、より多くのドライバーが活躍できる環境を創造するとしている。

エコ配

完全子会社化によるCBcloudグループとの一体運営を通じて、長年培ってきた地域密着型の配送ネットワークを生かし、次世代の配送インフラとしてさらに柔軟なインフラとして強化する。

CBcloudとの連携を深め、よりニーズの高い特定地域に特化した独自の宅配サービス「LCC宅配」を提供。特定地域での配送に特化し、運用効率を高めることで価格の最適化、物流波動への柔軟な対応を実現する。合理的なサービス構築を通じ、市場における独自の立ち位置を確立していくとしている。

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