化粧品購入時、避ける成分がある割合は約4割。若年層は成分よりもコスパ重視の傾向

ビズキが実施した美容に関するアンケートによると、化粧品購入時に約4割の女性が特定の成分を避ける傾向があることがわかった。避ける成分は「石油系活性剤」「防腐剤(パラベンなど)」と回答している割合が多い。
調査対象は全国の20歳~59歳の女性2000人で、調査実施日は2025年4月22日。
「石油系界面活性剤」を避ける助成が最多
化粧品を購入する際に避けている成分は「石油系界面活性剤」が最多で19.3%、続いて「防腐剤(パラベンなど)」が19.1%、「アルコール」が14.8%だった。一方、全体では「特に避けている成分はない」が60.6%だった。
避けている成分が多い年代は50歳代
年代別に見ると、避けている成分がある年代トップは50歳代。避けている成分は「石油系活性剤」が28.6%、「防腐剤(パラベンなど)」が24.6%、「着色料」が18.0%だった。
ビズキは「長年のスキンケア経験による成分知識の蓄積や、年を重ねるにつれたオーガニック志向の高まりから、より自然由来のものを使いたいと考える方が多くなるのかもしれない」と考察している。
一方、「特に避けている成分はない」は全年代で20歳代が最も高く68.0%。「この年代では、成分によるトラブル経験が少ないことや、コスパ重視の商品を選択する傾向があることがうかがえる」(ビズキ)
子どもがいる人のほうが避けている成分が多い傾向
子どもを持つ女性は特に、「石油系界面活性剤」(20.8%)、「防腐剤(パラベンなど)」(21.9%)の回答率が高い。ビズキは「自身だけでなく子どもとの接触や育児を想定し、より安心・安全な成分を意識する可能性がうかがえる」と指摘している。
調査概要
- 対象者:20歳〜59歳の女性
- サンプル数:2000人
- 居住地:全国
- 調査方法:ネットリサーチ
- アンケート実施日:2025年4月22日
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