2024年度の通販・EC市場規模は7.3%増の14.5兆円。26年連続のプラス成長、10年間の平均成長率は9.1%【JADMA調査】
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)の調査によると、2024年度の通販の売上高は、前年比7.3%増の14兆5500億円となり、金額ベースでは前年に比べ9900億円の増加となった。
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)はこのほど、2024年度(2024年4月-2025年3月)の通信販売(EC含む)市場の売上高について調査を実施、速報値を発表した。
それによると、2024年度の通販市場の売上高は、前年比7.3%増の14兆5500億円となり、金額ベースでは前年に比べ9900億円増えた。

円安などによる原料価格高騰が進むなか、2024年度の伸び率は前年を0.6ポイント上回った。直近10年の平均成長率は9.1%。マイナス成長を記録した1998年度以来、26年連続して増加傾向が続いているという。
通販・EC市場では、売上規模の大きい主要企業を中心に堅調な成長が続いているとした。加えて、業界全体の動向としては、主にコールセンターやフルフィルメント、マーケティング領域におけるAIの活用による業務効率化の進展や、企業のM&Aを通じた事業多角化の動きが目立っていると指摘している。
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